後藤騎手訃報に競馬ファン涙…武豊も悲痛「何でなのか分らない」

[ 2015年3月1日 05:30 ]

中山競馬場の献花台には多くのの花が…

 27日に現役トップジョッキーの後藤浩輝騎手(享年40)が亡くなった出来事に対し、28日の競馬場の検量エリアも重苦しい空気に包まれた。この日7鞍に騎乗予定だった馬は他騎手に乗り代わったが、勝った馬は1頭もいなかった。また多くの騎手が勝負ズボンの左腰部分に喪章を着け、レースに臨んだ。

 阪神では日本騎手クラブ会長を務める武豊が報道陣に対応。「非常に残念で悲しいです。関係者から連絡があって知ったんですが、信じられなかった。何でなのか分からないです。(21日に)落馬した翌日に騎乗していましたし。(最後に会話したのは)東京で一緒になったとき(4週前)に、以前一緒に行ったお店の名前を聞かれたぐらいで普通だったんですけどね。今はきょう、あしたの競馬に集中しないと…。(喪章については)みんなの気持ちの表れだと思います」とコメントした。

 中山では私生活でも親交のあった内田が「歌がうまいやつだった」と生前の後藤さんをしのび、「新聞の1面を見て“こういう形で飾るんじゃないだろ”と思った。向上心の塊で騎乗について語り合うことも多かった。同じ仲間として励ましてあげられなかったのが悔しい」と苦しい胸の内を明かした。

 また、この日開催した各競馬場では献花台、記帳台が設置された。「ゴッティー」「ごっちゃん」の愛称で親しまれた故人の人柄を表すように、老若男女問わず幅広い層のファンが訪れ、中には涙ぐむ女性の姿もあった。千葉県市川市の高橋尚子さん(29)は、妹の景子さん(23)と共に花を手向けた。「家族みんなが競馬が好きで、いつも応援していたのでびっくりした。ファンサービスも含め、あんなに貪欲にいろいろなことをやっていたのに。今も信じられない」と早すぎる死を悼んだ。

 献花数は3場で495、記帳数は4292件に達した。献花、記帳は中山、阪神で3月29日まで、小倉は1日、中京で同14~29日まで受け付けられる。なお葬儀は密葬で行われ、後日東京でお別れ会が開かれる予定だ。

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