武豊「凄い印象深い1頭」ステイと後半戦でコンビ、2度の海外遠征

[ 2015年2月6日 05:30 ]

01年の香港ヴァーズをステイゴールドで勝利。レース後にガッツポーズを見せる鞍上の武豊

 ステイゴールドの2回の海外遠征を含め、後半戦でコンビを組んだ武豊も突然の悲報に驚きを隠せない。第一報に「えっ、そうですか」。少し間を置いてから忘れられないパートナーを語り始めた。

 「凄い印象深い1頭です。難しい馬だったけどドバイ(01年3月シーマクラシック1着)や香港(引退戦・01年12月香港ヴァーズ)のレースは忘れられないですね」

 通算50戦目、香港でのラストラン。最後の直線、デットーリ騎乗のエクラールが突き放したものの、武豊のステイゴールドは最後の1Fで鋭い末脚を繰り出すと図ったように差し切った。この勝利が日本産馬として初めての海外G1制覇となった。

 「最後の香港ヴァーズは本当に劇的なレースでしたよ」

 時がたっても、あの感動は武豊の心の中で色鮮やかに残り続けている。 

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2015年2月6日のニュース