新人“取れた”松若 期待大きく小倉で荒稼ぎだ

[ 2015年2月6日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=5日】イガグリ頭が初々しい。午後1時からトレセン事務所2階で行われた新規騎手の合格記者会見を“父親目線”で見守ったオサム。厳しい世界に飛び込む勇気に、まずは拍手を送りたい。

 早いもので、昨年この会見場でぎごちない笑顔を見せていたルーキーたちも軌道に乗り、バリバリ活躍している。「いろいろなことを経験させてもらい、充実の一年でした」と感慨深げに振り返ったのは昨年47勝を挙げ、最多勝利新人騎手賞を受賞した松若。「減量が取れてからが勝負。もっともっと頑張らないと」と話す表情から1年前に感じた幼さは消え、勝負の世界に生きる男のそれに変わっていた。

 騎乗停止が明け、今週から“荒稼ぎ”可能な小倉に乗り込む。開幕週に依頼された計19鞍は、期待の大きさの表れだ。1メートル51と小柄な松若が、この朝はひと回りもふた回りも大きく見えた。

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2015年2月6日のニュース