【東京新聞杯】ヴァンセンヌ 屈腱炎乗り越え6歳“成長途上”

[ 2015年2月6日 05:30 ]

松永幹師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、東京新聞杯にヴァンセンヌで挑む松永幹師を直撃した。

 ――ヴァンセンヌの前走(元町S1着)は前々走からプラス14キロの514キロ。

 松永幹師 調教をしっかりやった上で増えていたので太いという不安はありませんでした。見た目にも良い体つきだと感じました。

 ――その前走は後方から掛かり気味に一気に上がっていってしまった。

 向正面で他馬にこすられたらスイッチが入ってしまいました。正直まだ敏感過ぎる面があることは否めません。

 ――それでもそのまま押し切ったのは立派。

 後方から一気に脚を使って先頭まで行ってしまったので最後はバタバタになっても仕方ないと思いました。ところがそのまま先頭でゴールした。条件戦といえ高い能力がないとできない芸当です。

 ――屈腱炎で長期休養をしながらも復活しました。

 軽い症状だといえ屈腱炎ですからね。1年7カ月にも及ぶ休養がありながらよく復活してくれたと思います。

 ――6歳ですがキャリアはわずか10戦。

 それで半分は勝っている(5勝)のだから本当に大したものです。レース数を使っていない分、フレッシュで、まだまだ良くなる余地を感じさせます。

 ――最終追い切りはしまい重点。

 1週前、全体的に良い時計を出したので今週は上がり重点。動きは良かったし、輸送が入ればちょうど良い仕上がりになりそうです。

 ――東京コースのマイル戦で勝っているのも心強い?

 今回と同じ東京のマイルで勝っていますからね。母(フラワーパーク)はスプリンターだったけどこの馬は1800メートルでも勝っているし、今回の条件は合っています。

 ――重賞ということで相手が強化されます。

 ただオープンになる分、流れが速くなるのは良いと思います。あまり遅くなると行きたがる心配があるので競馬がしやすくなる重賞戦線は好材料です。

 ――今年は厩舎も好調です。

 この流れで今週も好結果が出てくれることを信じています。

続きを表示

2015年2月6日のニュース