【東京新聞杯】年齢、実績などデータ総合トップはエキストラエンド

[ 2015年2月5日 05:30 ]

 東京新聞杯過去10年のデータを「加点法」で徹底分析した結果、エキストラエンドが浮上した。

 (1)年齢 東京新聞杯は古馬の重賞なので、年齢はとても大事。データ的にも傾向がはっきり。過去10年の優勝馬は全て4~6歳。最多4勝で勝率11・8%とトップの4歳に20点、3勝ずつの5歳と6歳は15点。2着が最高の7歳は5点が限界。一度も3着以内がない8歳以上は…残念ながら0点。

 (2)実績 08年ローレルゲレイロ、10年レッドスパーダ、14年ホエールキャプチャ。この3頭の優勝馬は東京新聞杯と同じ東京芝マイルのG1で連対経験があった。この実績は価値が高く、文句なしに20点。芝マイルで重賞Vがあれば15点、オープン特別Vと重賞2着は10点。09年アブソリュートの例があるので1600万勝ちから臨む馬にも10点をつける。それ以外は厳しいが、芝マイルか東京芝に勝ち鞍がある馬にはオマケで5点。

 (3)ローテ この項目も大事。ずばり、休み明けは苦戦。中9週以上で勝ったのは11年スマイルジャック(中10週)と14年ホエールキャプチャ(中13週)だけ。この2頭のようにG1連対経験があれば15点だが、それ以外は5点。全く好走例がない中14週以上は0点で中1週と中3~9週は15点。最多3勝で複勝率が34・5%と抜群に高い中2週が20点。

 (4)前走 優勝馬10頭中7頭が前走も同じ芝マイル戦。この距離の重賞を勝っていれば20点だが今年はいない。芝マイルの重賞かオープンで連対しているかG1で6着以内に善戦していれば15点。G1以外でも5着以内は10点。6着以下でも重賞なら5点、それ以外は0点。

 (5)血統 サラブレッド血統センターの藤井正弘氏は「コース実績はディープインパクト産駒が断然だが先週、連続週勝利記録がストップした後遺症が気になる。相対的に評価を上げたいのは、2月1日に産駒が計11勝と猛チャージを見せたキングカメハメハ産駒のタガノグランパ」と語る。全馬の評価を点数に上乗せする。

 総合トップは80点のエキストラエンド。5項目全て15点以上、2位以下を10点以上離しているのもお見事!

続きを表示

2015年2月5日のニュース