【シルクロードS】ブライベン逃げ切り重賞2勝目 高松宮記念参戦へ

[ 2015年2月2日 05:30 ]

シルクロードSを制したアンバルブライベンを祝福する田中健

 京都の「第20回シルクロードS」は、2番人気アンバルブライベンが逃げ切って重賞2勝目を挙げた。

 春の大舞台へ、夢が膨らむ1勝だ。22戦連続でコンビを組むアンバルブライベンと田中健がハナを奪うと、直線で二の脚を繰り出して堂々の逃げ切り。これぞ名コンビと思わせる完璧なレース運びで、昨年の京阪杯に続く2つ目の重賞制覇を果たした。田中健は「スタートはいつも通り速かった。3角で2番手の馬(ニザエモン)が並んできましたが、前に出られなければ大丈夫と思っていた。強い勝ち方ができたと思います」と作戦通りのレースにしてやったりの表情だ。

 左回りと急坂が苦手とあって、高松宮記念への参戦に否定的だった陣営だが、この勝利で方針が変わった。福島師は「G3を連勝。それも今回は本命で勝ったわけだから、高松宮記念を使います」と明言。田中健は「左回りと坂は課題だけど、いい意味で期待を裏切ってくれる馬ですから。頑張ります!」と大舞台に向けて胸を高鳴らせている。

 ◆アンバルブライベン 父ルールオブロー 母チェリーコウマン(母の父スプレンディドモーメント)牝6歳 栗東・福島厩舎所属 馬主・伊藤信之氏 生産者・北海道新ひだか町フジワラファーム 戦績26戦8勝 総獲得賞金1億8988万8000円。

続きを表示

2015年2月2日のニュース