【全日本王者決定戦】瓜生13度目G1V 九州全5場完全制覇

[ 2015年1月19日 05:30 ]

13度目のG1優勝を果たした瓜生

 ボートレースからつの開設61周年記念「G1全日本王者決定戦」は18日、優勝戦が行われ、インからコンマ11のスタートを決めた1号艇の瓜生正義(38=福岡)が逃げ切り、今年最初のG1覇者となった。G1制覇は昨年2月の芦屋九州地区選以来、通算13回目。瓜生は九州全5場のG1完全制覇も達成した。

 1Rから1号艇が11連勝。イン絶対ムードは優勝戦でも変わらなかった。シリーズリーダーの瓜生がビシッと押し切った。「1Mを回って池田君がすぐ後ろに見えた。油断はできなかった。回転は準優の方が合っていたが、何とかレースできる感じにはなっていた。無事に終えられてホッとした」

 今節は8戦7勝と圧倒的な力を見せつけたが、意外にも不安が尽きなかった。なかなかエンジン調整がかみ合わず試行錯誤を重ねた。ピットではペラ調整に多くの時間を割いた。「だいぶペラを叩いた。調整も重ねた。これが次に生かせたらいい」。圧勝の中にも課題を見つける。これが今の瓜生の強さとも言える。

 この優勝で九州地区のG1完全制覇も達成。「光栄なこと。ありがたい」。昨年は年間最高勝率を獲得したがG1制覇は九州地区選のみ。6年連続SG優勝の大記録も逃した。

 年が替わってリスタート。最高の滑りだしを決めた瓜生が15年もV戦線をリードする。

 ◆次走 優出した瓜生正義、西村拓也、平本真之、池田浩二、新田雄史、篠崎元志は次走、全員が27日からの住之江G1太閤賞へ。松井繁、服部幸男、田中信一郎、太田和美、山崎智也、吉川元浩、白井英治、丸岡正典、湯川浩司、石野貴之、毒島誠、桐生順平、鎌倉涼、小野生奈ら豪華メンバーとVを争う。

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2015年1月19日のニュース