ダッシング＆シャルマン　２重賞騎乗“デムーロ祭り”だ

　【東西ドキュメント・栗東＝８日】「サムイネ」いてつく寒さにＣ・デムーロは日本語でポロッと。来日５シーズン目となれば言葉も達者。今週は２重賞で有力馬に騎乗とあって瞬く間に記者の輪に囲まれた。その２頭の追い切りのジャッジはこうだ。シンザン記念のダッシングブレイズはＣＷ３頭併せで豪快な先着。「瞬発力がセールスポイントかな」として「ゲンキ！」と日本語も駆使。

　一方、フェアリーＳのコートシャルマンは坂路５６秒７の時計で分かるようにソフトな調教。「Ｇ１（阪神ＪＦ）の時はやり過ぎたそうだからきょうは８割」と、調教師の指示に従ってサジ加減をしたという。

　短期免許は３月１日まで申請済み。「それまでの目標はドバイに遠征する馬を探すこと」とＣ・デムーロは日本馬での海外遠征を夢見る。開幕週は３勝で好スタートを切ったが菱田は今週さらなる“デムーロ祭り”を予感した。