【有馬記念】ジャスタウェイ 名コンビでドバイの感動再び

[ 2014年12月23日 05:30 ]

データが“イチオシ”するジャスタウェイ

 いよいよ有馬記念。今年は豪華メンバーで目移りするが、こういう時こそデータの出番。スパッと勝ち馬を導き出す。

 (1)近走実績 一年締めくくりの大一番。もちろん実績馬がそろうが、今年一年の実績も問われる。近10年の勝ち馬は全てその年にG2以上を勝つかG1・2着があった。昨年マイルCSを勝ったトーセンラー、同ジャパンC2着のデニムアンドルビーは今年は重賞未勝利。最後を締めるには活躍度が足りないようだ。

 (2)年齢 6歳以上のVは91年ダイユウサクが最後。年齢だけで判断するのはかわいそうな気もするが、優勝馬は3~5歳に絞って良さそう。ウインバリアシオンは有馬記念2着がある実績馬だが、6歳を迎えて前進というのはちょっと厳しいか。

 (3)前走 勝ち馬の前走は天皇賞・秋、ジャパンC、菊花賞、凱旋門賞の4つに絞られる。王道G1を戦ってきた馬以外は2着までが精いっぱい。今年は牝馬の参戦も多いが、エリザベス女王杯組と金鯱賞組は勝ち馬候補からは外す。

 (4)前走着順 さすがに豪華メンバー。まだ7頭が残る。そこで前走内容をもう少し掘り下げてみる。勝ち馬8頭までが前走3着以内。07年マツリダゴッホと09年ドリームジャーニーは天皇賞・秋6着以下から巻き返したが、2頭は共に東京未勝利だった。苦手コースでの凡走のみ度外視可能。得意の東京で馬券圏外に敗れたジェンティルドンナなど4頭が脱落。

 (5)騎乗経験 10年ヴィクトワールピサはM・デムーロがテン乗りVを飾ったが、残る9頭の鞍上はG1での騎乗経験があった。やはり大一番では人馬の呼吸が重要。

 結論 ここまで残った中でエピファネイアの川田がテン乗り、ゴールドシップの岩田がG2・1戦のみなのに対し、ジャスタウェイと福永は11度目のコンビ。ドバイDF優勝の感動を再び。今年を締めくくる馬に最もふさわしいのはジャスタウェイだ。

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2014年12月23日のニュース