【朝日杯FS】プラチナ2歳王者!今週も蛯名+ディープ+関東馬

[ 2014年12月22日 05:30 ]

差し切って、朝日杯FSを制したダノンプラチナ(左)

 またディープだ!蛯名だ!関東馬だ!!今年から阪神開催となった「第66回朝日杯FS」が21日行われ、前週の阪神JFと同じ“キーワード”が躍った。抽選突破ながら1番人気に推されたダノンプラチナが、鋭く伸びてG1タイトルをゲット。今秋のG1戦線は1番人気馬が勝てない“ジンクス”が続いていたが、それもストップさせた。

【レース結果】

 芦毛の馬体がまばゆいばかりの輝きで、仁川の直線を制圧した。阪神で初めて行われた2歳王者決定戦の“初代王者”に輝いたのは、メンバー唯一のディープインパクト産駒ダノンプラチナだった。先週と同舞台で同じ「蛯名+ディープ産駒+関東馬」での決着。今秋の1番人気9連敗中の流れを断ち切るとともに、自身初の2週連続G1制覇を飾った。

 殊勲の鞍上は「ディープの子なので馬場のいいところを通りたかった。内側は馬場が良くないので先週と同じ感じ(外を回す)で乗りました。上手な競馬というよりも、力を信じようと。直線は手応えもあって大丈夫だと思った」と涼しい表情でレースを振り返った。

 まさに頭脳プレーだ。道中はこれまでの3戦とは違う後方15番手を追走。あえて発馬後はポジションを取りに行かず、ダンゴの馬群を前で見るように内枠から外側へ進路を取った。アクティブミノルが引っ張る平均的な流れの中、慌てず仕掛けを待つ。「前にブライトエンブレムがいて、いい位置に付けられた」。先週と同じように直線で大外を回ると、入り口で右にムチを持ち替えエンジン点火。非凡な瞬発力でラスト1Fで先頭に立つと、内を抜けてきたアルマワイオリを3/4差退けてゴールを駆け抜けた。

 運も味方した。登録時は賞金900万円で5分の4の抽選対象。「除外のことは考えていなかった」と国枝師。輸送軽減のため11日から栗東トレセンに入り調整するなど、陣営は攻めの姿勢を貫いた。過去に同馬の近親であるマツリダゴッホも担当していた藤井助手は「栗東に来てからカイバ食いも落ちず、体は増えている」と滞在効果はばっちり。まさに“執念”でつかんだ勝利だった。

 国枝師は「競馬場に着いてからもリラックスしていた。レースは馬場が悪いのをどうこなすかと思っていたが。凄いね、冷静だもん。俺の方がドキドキしていたよ。バネがあって走りにブレがない。いいバランスをしているね」と顔をほころばせた。

 抽選馬のVは12年のロゴタイプ以来4頭目で、指揮官は昨年のショウナンアチーヴ(2着)の雪辱を果たした。この後は放牧に出され、クラシックに向けて調整される。師は「今後は距離を延ばしていかないとね。ただ折り合いには心配がないので。今後は恥じない競馬をしていかなければ」と気を引き締める。偉大な父の血を継ぐプラチナが、来年の3歳戦線をリードしていく。

 ◆ダノンプラチナ 父ディープインパクト 母バディーラ(母の父アンブライドルズソング)牡2歳 美浦・国枝厩舎 馬主・ダノックス 生産者・北海道新ひだか町千代田牧場 戦績4戦3勝 総獲得賞金8914万7000円。

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