【朝日杯FS】ブライトエンブレムV指名 経験、実績、血統文句なし

[ 2014年12月16日 05:30 ]

過去10年のデータからブライトエンブレムを1番指名

 今年から阪神に舞台は移るが、中山で行われた朝日杯FS過去10年のデータを徹底分析した結果、新馬→札幌2歳Sと連勝中のブライトエンブレムをV指名。母は08年の秋華賞馬ブラックエンブレムという逸材が、3連勝でG1戴冠を果たすと結論づけた。

 (1)抽選組 今年は賞金900万円組が抽選対象。過去10年で抽選を突破して勝ったケースは07年ゴスホークケンと12年ロゴタイプの2頭。いずれも重賞で4着以内の実績があったが、今年の抽選組に該当馬はいない。

 (2)実績 優勝馬10頭は全て重賞5着以内、重賞未経験馬は無敗という条件をクリアしていた。3連勝中と勢いのあるコスモナインボールだが、新馬戦は9着。「無敗」の条件を満たせない。ジャストドゥイングも東スポ杯2歳S10着と振るわなかった。

 (3)距離経験 勝ち馬の戦歴を見ると、全頭が芝、ダートを問わず1600メートル以上を経験していた。京王杯2歳Sを制したセカンドテーブルは芝1400メートルまでしか経験しておらず、1Fの距離延長に対応できるか不安。函館2歳Sの覇者のアクティブミノルも同様で、ここで重賞馬2頭が消える。

 (4)前走 東スポ杯、京王杯両2歳S組が圧倒しているレース。東スポ杯なら4着以内、京王杯は5着以内が条件。それ以外は1600メートル以上で1着が必須。注目のオルフェーヴルの全弟アッシュゴールドだが、前走はデイリー杯2歳Sで惜しくも2着。ここで有力馬が一気に脱落してしまった。

 (5)2戦目までにV 残りは3頭に絞られた。キャリアの浅い2歳でG1を勝つとなると、生まれ持った素質も大事。勝ち馬10頭は全てデビュー2戦目までに初勝利を挙げていた。いちょうSをレコードで勝ったクラリティスカイ、デイリー杯2歳Sを勝ったタガノエスプレッソは初Vまでに共に3戦を要した。残念だが、ここでサヨウナラ…。

 結論 全ての項目をクリアしたのは札幌2歳S優勝馬ブライトエンブレム。106日ぶりの実戦だが、先月から栗東に乗り込み準備は万端。母は秋華賞馬ブラックエンブレムの超良血が、無敗の2歳王者へ突っ走る。

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2014年12月16日のニュース