【朝日杯FS】熱い関東馬出張組 素質光るネオルミエール

[ 2014年12月16日 05:30 ]

栗東滞在で万全の態勢をとるネオルミエール

 調教スタンドから遠く離れた関東馬の出張馬房がにぎわっている。朝日杯FSの有力馬ブライトエンブレムが11月下旬に入厩すると、阪神JFに出走したトーセンラークも滞在。先週末には朝日杯FS組のダノンプラチナ、ネオルミエールも美浦から移動してきた。

 同馬房に滞在した藤沢和厩舎のホーカーテンペストは14日の阪神10R・オリオンSを快勝。その馬房の隣にいたのが僚馬ネオルミエールだ。先輩がつくった追い風に乗るか!?帯同する松本助手は「直前の長距離輸送を控えるために滞在。おとなしい馬で落ち着いてるし、大丈夫そうですね」近況を伝えた。キャリア2戦で素質光る走りを披露。初戦は評判馬クラージュシチーに競り勝ち、重賞挑戦した前走は中団から鋭く伸びて2着。「前走は直線で間を割ってきたし収穫のある内容だった」と成長度に目を細めた。

 血統背景も申し分ない。母はオークス馬シルクプリマドンナ、半兄フラムドグロワールは2年前の朝日杯FS4着。兄にも調教でまたがった同助手は「乗り味から血統の良さを感じるけど、お兄さんとはタイプが違う。スラッとした体形で、気性もおとなしい」と特徴を口にする。日曜の阪神JFは関東馬が1、3着。ここまでの2歳重賞の結果を見ても、今年の関東馬のレベルは高い。出張馬房に滞在する3頭(ダノンプラチナは抽選対象)の上位独占もあるかもしれない。

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2014年12月16日のニュース