【阪神JF】出遅れも父譲りの豪脚発揮 蛯名騎手「収穫大きい」

[ 2014年12月14日 16:30 ]

<11R阪神JF>右手を挙げファンの声援に応えるショウナンアデラの蛯名騎手

第66回阪神ジュベナイルフィリーズ

(12月14日 阪神競馬場 芝1600メートル)
 名手・蛯名正義(45)がショウナンアデラを2歳女王に導いた。1番人気のロカほどではなかったが、スタートでやや出遅れ。前でレースを進めた過去3戦とは違う展開となったが、すぐに切り替えた。

 中団やや後方でレースを進めて4コーナーで馬群の中へ。そこから外に持ち出して一気に差し切った。「1回はこういう競馬をやりたいなと思っていた。最後は思惑通り脚を使ってくれた」。父ディープインパクト譲りの末脚を引き出した蛯名は満足そうに振り返った。

 8月の新馬戦では2着に敗れたが、10月の未勝利戦、先月のからまつ賞に続き3連勝でG1制覇、来春のクラシック戦線に名乗りを挙げた。蛯名は「ゲート(スタート)がよくない中で勝てたので、収穫の大きなレースでした」と手応えを口にした。

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