【ジャパンC】ディサイファ加速滑らか!ブノワ「贈り物という感じ」

[ 2014年11月27日 05:30 ]

芝コースでメガオパールカフェ(右)と併せて追い切るディサイファ

 【G1ドキュメント=26日】ジャパンC出走は4頭と数的には劣勢ながら、うち3頭がG1ホースと粒ぞろいの関東勢。大雨の中で次々に行われた最終追い切りに熱視線を送った鳥谷越の前で、その大駒3頭にも全く見劣らない、上々の動きを披露したのが“第4の関東馬”ディサイファだ。

 新コンビのブノワを背に芝コースで僚馬メガオパールカフェ(3歳500万)と併せ馬。2馬身追走から直線で外に進路を取り、鞍上が軽く促すと滑らかに加速して1馬身先着した。たっぷり水分を含んだ馬場でも走りにブレが全くなく、実にメリハリの利いた走り。見守った小島太師も「本当に良くなった。具合なら、どの馬にも負けないぞ」と胸を張った。

 調教終了後、報道陣に囲まれたブノワは「何度も日本に来ているが、これまで(JCには)乗り馬がいなかった。最高にうれしい。贈り物という感じ」と目を輝かせた。もちろん、上機嫌の理由は騎乗できるからだけではない。「とにかくコンディションが素晴らしい。本当に乗りやすく、ゴーサインを出せばサッと動く。2400メートルは、今までの距離より向いていると思う」と、状態にもコース適性の高さにも太鼓判だ。

 前走の天皇賞・秋は12着も、直線で窮屈なポジションに入るロスがあっての0秒6差。G1初挑戦だったことも考慮すれば、能力の底を見せたと判断するのは早い。「きょうみたいな(道悪)馬場なら?さらに良さを発揮できるだろう」とブノワ。週末にも恵みの雨があれば、大仕事をやってのけるかもしれない。

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