【マイルCS】フィエロ、衝撃11秒9 ラー連覇を阻む刺客は同門!?

[ 2014年11月20日 05:30 ]

福永を背にローマンレジェンド(右)に先着したフィエロ

 連覇を阻む刺客は同門にアリ!?昨年の覇者トーセンラーと同じ藤原英厩舎からもう1頭フィエロがスタンバイ。最終追いは福永を背に坂路でダートの古豪ローマンレジェンド(6歳オープン)と併せ4F53秒8。しまい重点に徐々にペースアップすると、ラストは鞍上の左ムチに鋭く反応して11秒9で僚馬を軽々と首差かわしてフィニッシュ。福永は「相手を前に見ながらラスト1Fビッシリと追った。動きも良く力を付けてきているのを感じた。G1を勝てるぐらいの素質は持っている馬」と成長力に目を細める。

 半年ぶりの実戦だった前走のスワンSは久々の7F戦。スロー前残りの展開の中をメンバー最速3F33秒2の上がりで、ミッキーアイルに0秒1差3着。後方でしっかりと折り合いをつける好内容で成長力の高さを示した。「キャリアではトーセンラー、若さではフィエロ」。師は同じディープインパクト産駒であるラーに似た成長曲線を描き“同等の能力”と評価する。「しっかりと調整できた。若い時に成長を促したことで“心技体”が整った。潜在能力は確信めいたものがある」。別馬での藤原英厩舎連覇の可能性は十分にある。

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2014年11月20日のニュース