【エ女王杯】また首差2着…ヌーヴォレコルト無念

[ 2014年11月17日 05:30 ]

2着に敗れ、引き揚げる岩田とヌーヴォレコルト

 ヌーヴォレコルトは1番人気に恥じない立ち回りは演じた。4番手インの絶好位。残り300メートル、逃げるサンシャインを抜き去って堂々と先頭へ。オークスに続くG1・2勝目は手中にしていた。しかし、ゴール寸前、ラキシスの顔が…。秋華賞に続き2戦連続、またも首差で2着に惜敗した。

 岩田は「好位でうまく運べた。早めに先頭に立つレースをしようと思っていた。内めを取りに行くのに少し力んだかな。もう、ちょっとだったな」と悔しさの中にも、力を振り絞った愛馬を称えた。

 検量室でVTRを確認した斎藤師は「きょうはお姉さんにやられちゃいましたね。直線でしのげるかと一瞬思ったけど…。ジョッキーもローズS(1着)みたいなイメージで乗ってくれた」と人馬をねぎらった。

 秋華賞2着後、美浦に戻って再輸送。強行軍にも負けず、牝馬3冠(桜花賞3着、オークス1着、秋華賞2着)に続き、馬券圏内に頑張った。指揮官は「切れる脚がない分、勝ち切るには展開の助けも必要なのかな。でも堅実に頑張ってくれた。今後?(今秋は)3戦使ったので、もういいかなと思う」と静養して、来春に備える方針。この1年間、無類の堅実さで沸かせてくれたヌーヴォ。G1再戴冠の日は、遠くないはずだ。

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2014年11月17日のニュース