ブドーに戒告処分…前代未聞の重量超過でブーツ履かず騎乗

[ 2014年11月16日 05:30 ]

東京6R新馬戦、2着に入線したノワールギャルソン(10)のブドー騎手はブーツを履かずに騎乗

 前代未聞の“裸足(はだし)”騎乗だ。短期免許で来日中のフランス人騎手ピエールシャルル・ブドー(21)が、15日の東京6Rノワールギャルソン(2着)にブーツを履かずに騎乗。JRAは「騎手の装具の注意義務を怠った」として戒告処分とした。

 同騎手はレース直前の予備検量で負担重量(55キロ)を100グラム超過したため、重量を調整する目的でブーツを脱ぎ、ストッキングのみで騎乗した。当該レースの勝負服が、通常よりも分厚い素材だったことが原因。発走委員が気付き、レース後に裁決に報告した。JRAはブーツ未装着で騎乗することを想定しておらず、装着義務を明文化していなかったが、競馬の安全に影響があると判断。悪意はないとして最も軽い戒告にとどめた。

 ブドーは「フランスではよくあること。日本で駄目だとは知らなかった」と話している。

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2014年11月16日のニュース