【エ女王杯】秋華賞馬ショウナンパンドラ イッキG1連勝だ!

[ 2014年11月11日 05:30 ]

歴戦の古馬にも負けない!!秋華賞を制した勢いに乗って、牝馬の頂点に向かうショウナンパンドラ

 実力派の牝馬がズラリとそろう「第39回エリザベス女王杯」は激戦必至の顔ぶれ。秋華賞馬ショウナンパンドラはこの中間もきわめて順調。今秋の勢いと成長度をバックに同世代のライバル、そして年長世代の実績馬を相手に統一女王のタイトルをもぎとるつもりだ。

【エ女王杯】

 ショウナンパンドラは前走・秋華賞でG1初制覇。単勝1・5倍と圧倒的な存在感を放っていたオークス馬ヌーヴォレコルトを首差で抑え、1分57秒0のレースレコードで価値あるタイトルをものにした。この中間は中3週のローテ。秋華賞直後に参戦を決めたわけではなく、疲労度や回復具合など状態を見極めた上でここに登録した。先週水曜は坂路併せ馬で4F52秒8~1F12秒6を刻んでいる。稽古駆けするセブンフォース(4歳1000万)を3馬身追走して1馬身遅れでゴール。遅れは関係なく、ビシッとやれたことが今週につながってくる。吉田助手が近況を伝えた。

 「秋華賞が終わって翌週の金曜から乗っています。慎重にやってきたんですけど大丈夫なので先週の追い切りはしっかりやれました。カイバも食べているし、変わりなく順調に来ていますよ」

 入厩当初から将来性を高く評価された存在。「ディープインパクト産駒らしいきれいなフットワークで走るし、デビュー前から走りそうな感じはしていたんです」と振り返る。ただ、ネックになったのが体質の弱さ。「能力はあるけど以前はそれに伴った体じゃなかった。きゃしゃでしたね。追い切りはやれば時計が出ていただろうけど、故障の原因にもなるので」と先々を見据え、じっくり素材の良さに磨きを掛けてきた。春は桜花賞、オークスに出走できなかった“新興勢力”がこの秋、G1をつかんだのは成長の証でもある。

 「体質が本当に強くなりました。背が伸びて大きくなっているし、体をふっくら見せるようになっています。今は強い調教ができるようになっているし、回復も早くなっていますね」

 ヌーヴォレコルトをはじめ秋華賞でしのぎを削った同世代のライバルと再戦の場であり、歴戦の古馬も加わって強敵がズラリ。挑む壁は分厚くても今の充実ぶりなら、きっと好勝負に持ち込める。

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2014年11月11日のニュース