【飯塚・日本選手権】中村がSG4V「一番獲りたいタイトル」

[ 2014年11月4日 05:30 ]

オートレースの日本選手権で優勝し、トロフィーを手に記念撮影する中村雅人

 飯塚オートのSG「第46回日本選手権」は3日、12Rで優勝戦が争われた。レースは9周1コーナーで先頭に立った中村雅人(33=船橋)が4月のオールスター(川口)以来となるSG4回目のVを飾った。なお、1番人気の高橋貢は惜しくも2着だった。

 前回SGのオートGP(伊勢崎)を腰痛で欠場した中村は「情けなかった」とポツリ。まだ決して万全ではない腰の状態で臨んだ今シリーズだったが、最高の結果が待っていた。「(選手権は)一番獲りたいタイトルだった」と優勝者表彰では感極まった表情。スタートは「両側に出られて狭くなると思って引いた」と先行できなかったが「前が競り合ってペースが上がらないと思い、タイヤを使わず追走しようと考えていた」と決して慌てなかった。「周りのおかげでやり切れた」と感謝の気持ちも忘れない。今年SG2Vで年末のスーパースター(川口)が楽しみになってきたが「獲った後が大事。タイトルに恥じない走りをしたい」と、さらに気合を込めてレースに臨む中村の姿には永井、青山と並んで最強船橋軍団の中核を担う風格が漂っていた。

 ◆中村 雅人(なかむら・まさと)1981年(昭56)2月21日、栃木県生まれの33歳。船橋支部所属。03年4月1日登録の28期生。同期は武藤博臣、大木光、西原智昭ら。通算37V(SG4V、G1・5V含む)。選手権Vは初めて。1メートル59、47キロ。血液型AB。

続きを表示

この記事のフォト

2014年11月4日のニュース