【秋華賞】1番人気ヌーヴォレコルト 首差届かず2着…岩田謝罪

[ 2014年10月20日 05:30 ]

 単勝1・5倍。ファンの期待を一身に背負い、オークスとの2冠を狙ったヌーヴォレコルトは2着。夢はわずか首差で砕け散った。

 密集した馬群を避けて4コーナーでは外を回した。直線を向いた時点では10番手。岩田の激しいアクションに促され、先に抜け出したショウナンパンドラを急追する。上がり3Fはメンバー中2位の34秒0。差を一完歩ずつ詰めたが、パンドラも止まらなかった。

 引き揚げてきた岩田は「すみません」と第一声。検量室で斎藤師とパトロール映像にジッと見入った。「前が速くなってあの位置に。馬の状態は凄く良かったが…。最後は内と外の差。チャンスをモノにできなくて残念です」と消え入りそうな声で話した。ただ、直線では内のタガノエトワールに何度も外へ寄られた。満足に追えないシーンもあったが、言い訳は一切しなかった。

 斎藤師も無念の表情。「外を回した分のロス。勝った馬はスムーズに内につけていた。これが競馬」と冷静に分析した。示唆していた年末の香港、来春のドバイ遠征は「白紙です。次走は馬の様子を見てから考えたい」とトレーナー。2冠は散ったが、ハープスターを負かした女王の逆襲の時は、必ずやって来る。

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2014年10月20日のニュース