【秋華賞】(10)マイネグレヴィル、狙う大逃げ一発

[ 2014年10月19日 05:30 ]

 紫苑S3着から牝馬3冠最終戦へ挑む関東馬マイネグレヴィル。京都への輸送を終え馬房に入ると少しソワソワしたしぐさを見せたが、「すぐに落ち着きますよ」と中島助手は笑顔を見せた。

 逃げた紫苑Sは最後に差し返して持ち味のしぶとさを発揮。「前走は五、六分の仕上げだった。今回はモサモサした感じもなく、1週前追いでは後ろ脚を上手に使って今までにないくらい、いい動きをしていましたよ」と同助手。胸を張って大一番へ送り込む。

 陣営の大逃げ宣言で、展開の鍵を握る。「一瞬の切れる脚はないけど、スタートが速いので。ペイシャフェリスの出方を見てからになりますけどね」と、無理には競り合わないが「いつも前で運んで最後に脚を余してしまう」と、今回は持ち味を存分に出し切る構え。紛れの多い京都2000メートルで虎視眈々(たんたん)と一発を狙う。

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2014年10月19日のニュース