【シリウスS】スターオー重賞2勝目!幸もホッ「普通なら届かない」

[ 2014年10月5日 05:30 ]

ナムラビクター(右)に3/4馬身の差をつけシリウスSを制したクリノスターオー

 阪神メーンの「シリウスS」は1番人気クリノスターオーが、57・5キロのハンデをものともせず重賞2勝目を挙げた。道中は2番手。ナムラビクターが3角すぎに外からかぶせてくると手応えが怪しくなり、幸の手が動いた。「ドキドキでした。普通ならあそこでやめてしまう」。だがこの日は違った。スターオーの闘志に再び火がつくと直線内から抜け出し、ゴール前フワフワしながらも、ナムラに3/4馬身差をつけてゴールした。

 興奮気味に検量室前に引き揚げて来た幸は「遊びすぎや!」と胸をなで下ろしつつ、クリノスターオーの能力をあらためて肌で感じていた。「力を出し切ったら何馬身離すんだろう…っていう感じでした。気の悪いところを出すところがやはり課題。よくあそこからまた伸びてきましたね」。次走は未定だが、ダート界の頂点を狙える馬の動向は注目だ。

 ◇クリノスターオー 父アドマイヤボス 母マヤノスターライト(母の父ジェイドロバリー)牡4歳 栗東・高橋義忠厩舎所属 馬主・栗本守氏 生産者・北海道日高町の日西牧場 戦績13戦6勝 総獲得賞金1億3249万1000円。

続きを表示

2014年10月5日のニュース