【悠久山特別】上がり馬フェスティヴイェル“雰囲気は今までで一番”

[ 2014年9月26日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=25日】未明から雨模様。小田は雨が小康状態の合間を縫って、畠山吉厩舎に向かった。土曜新潟10R・悠久山特別のフェスティヴイェルにピンときたからだ。同じ新潟2400メートルで行われた前走・出雲崎特別が完勝。地道に、長丁場で真価を発揮してきた。「確かに強かった。ダートでデビューさせた馬なんですが、徐々に体質も強くなった。勝った後は何も反動がなく、レース後の雰囲気は今までで一番…と思うぐらい」。

 3歳で1000万勝ちなら、賞金的に菊花賞出走の“ワンチャンス”が残っている。例年この時季の中山といえば、出世レースの九十九里特別が行われ、04年1着のデルタブルースは菊花賞制覇につなげた。「菊花賞?さすがにここは1000万でも強い馬たちが集まって、簡単ではないけど…。同じ舞台で走れるのは有利。状態だけは自信を持って出せます」と指揮官は目を輝かせた。例年の中山から新潟に移っても“夏の上がり馬”の魅力は不変。小田は、レース当日を心待ちにしていた。

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2014年9月26日のニュース