【クローバー賞】ノットフォーマル 厚い信頼の黛父子

[ 2014年8月7日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・札幌=6日】2歳オープン・クローバー賞(9日札幌)に出走するノットフォーマル(牝=中野)の追い切りを終えた黛助手が満足そうな顔で引き揚げてくる。「牝馬なのに凄く落ち着いているんだ。カイバも食べてるし、動きも文句なし」。ダート5F67秒5(馬なり)の時計を伝えた梅崎にこう語ると「競馬は息子にお任せだ」と笑顔を見せた。

 一方、父親にレースの手綱を託された黛。「いい追い切り?仕上げは父に全信頼を置いてますから。僕は自分の仕事(レース騎乗)をするだけです」と梅崎に告げた。

 元騎手の父が仕上げた馬に息子が乗る。ノットフォーマルは父子二人三脚でデビュー2戦目の前走を圧勝。1200メートル戦のハイペースを前半から仕掛けて2番手に付け、直線では5馬身突き放した。「あの競馬なら今回の1500メートルも持ちそうだ。口取りで息子と一緒に笑いたいね」

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2014年8月7日のニュース