キズナ、来年2月京都記念で復帰 ワンアンドは来春ドバイ挑戦

[ 2014年7月14日 05:30 ]

来年2月の京都記念で復帰することになったキズナ

 天皇賞・春4着後に骨折が判明した昨年のダービー馬キズナ(牡4=佐々木)が来年2月の京都記念で復帰、天皇賞・春、宝塚記念、凱旋門賞に向かうことになった。13日、オーナーブリーダーのノースヒルズ・前田幸治社長が明らかにした。

 全治6カ月と診断された骨折箇所(左第3手根骨)も順調に回復し、すでに鳥取県の大山ヒルズで引き運動を再開。「間もなく乗り運動も始められるところまで来た。12月に栗東に戻し、来年は武豊騎手で日本とフランスのG1に向かうつもりでいる」と表明した。

 自らの名義で所有する今年のダービー馬ワンアンドオンリー(牡3=橋口)は菊花賞(10月26日、京都)の結果次第で来春、ドバイシーマクラシック(G1、3月、UAEメイダン競馬場)、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(同、7月、英国アスコット競馬場)に参戦する。「8月の後半に大山ヒルズから栗東に戻し、いい形で秋初戦(神戸新聞杯)に向かいたい」と語った。

 前田社長はこの日、福島競馬場を訪れ、復興応援寄付金の贈呈式に出席。福島市には同社長から1000万円、福島県にもキズナの前田晋二オーナー(同社長の弟)から1000万円が贈られた。「昨年は復興への祈りを込めて名付けたキズナがダービーを優勝し、寄付金を贈らせてもらったが、今年も競馬を愛する福島の方々のために役立ててほしい」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2014年7月14日のニュース