【大井・JDD】カゼノコ3冠止めた!大外からハッピー吹き飛ばす

[ 2014年7月10日 05:30 ]

ゴール前、ハッピースプリント(左から2頭目)を差してJDDを制したカゼノコ(左から3頭目)

 3歳の砂の頂点を決する交流G1「第16回ジャパンダートダービー」が9日、大井競馬場で行われた。2番人気の中央馬カゼノコが直線一気の追い込みで重賞初制覇。管理する野中賢二師(48)、鞍上の秋山真一郎騎手(35)ともに交流G1初Vとなった。羽田盃、東京ダービーに続き13年ぶりの南関3冠を狙った地元大井のハッピースプリントは鼻差2着に惜敗した。

 3冠の偉業、地方の夢を打ち砕いたのはJRAの刺客カゼノコだった。序盤は最後方待機。3角手前から徐々にポジションを上げ、直線で外に持ち出すと、自慢の決め手がさく裂。2番手追走から早めに抜け出したハッピースプリントに、いつもの伸びがない。1完歩ごとに差を詰めると、最後は鼻差でねじ伏せた。

 台風8号の影響による雨が激しさを増す中でのレース。泥だらけで引き揚げて来た秋山は、写真判定の結果を確かめると「最後は届いているか分からなかった。勝ててよかった」と安どの笑み。「スタートで不利を受けたので、無理せず(後ろから)行った。3角で仕掛けた時に手応え十分だったので、いい脚を使ってくれると信じて追った。軽い馬場が合うタイプで雨も良かった」。滞在中の函館から駆けつけ、大仕事をやってのけた。

 G1初制覇となった野中師は「この馬の差す競馬に徹してどこまで、と思っていたが、その通りの競馬をしてくれた」と愛馬に最敬礼。昨年のこのレースで2着(エーシンゴールド)に敗れているだけに「この舞台で勝てたのは本当にうれしい。まだ強くなる馬なので大事に育てたい」と話した。新潟のレパードSは見送り、秋に向けて放牧で成長を促す予定。雨中に輝いた新星から目が離せない。

 ◆カゼノコ 父アグネスデジタル 母タフネススター(母の父ラグビーボール)牡3歳 栗東・野中賢二厩舎所属 馬主・ヌデ嶋孝司氏 生産者・北海道新ひだか町田中裕之氏 戦績12戦4勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金8236万6000円。

続きを表示

「2019 ジャパンC」特集記事

「京阪杯」特集記事

2014年7月10日のニュース