【プロキオンS】“夏は牝馬”快速娘コーリンベリーが面白い

[ 2014年7月8日 05:30 ]

コーリンベリー

 今週の中京メーンはダート重賞の「第19回プロキオンS」。“夏は牝馬”の格言通りなら51キロの快速娘コーリンベリーが面白い。ダート戦【3・2・0・0】と底を見せず、3歳牝馬とは思えぬダイナミックなフォームで圧倒的なスピードを誇る。前走のユニコーンSは男馬を相手に外枠から果敢にハナを奪い、粘りに粘って2着と底力を披露。距離や輸送など着実に課題をクリアして、心身共の成長ぶりが戦績に表れている。担当で稽古も付ける古川助手も好感触だ。

【プロキオンS】

 「前走後も変わらず順調。牝馬だが気のいいタイプで、年明けからずっと厩舎に置いて調整しているが、カイバ食いが全く落ちない。前走のプラス20キロは成長分で、胸前に幅が出てきて肩回りの筋肉も厚みが増してきた」

 同レースは牝馬の好走が顕著。一昨年は12番人気のトシキャンディが逃げ切りVを飾るなど、09年から4年連続で馬券に絡んでいる。一般的に逃げ馬は、折り合い難や他馬を怖がるなど気性的な“モロさ”がある。同助手は「女の子でもカリカリとしたところはなく、稽古でもおとなしい。乗り手に従順で一生懸命に走る。メンタルが強く本当に優等生です」と、精神面での落ち着きを好調の要因に挙げる。

 ハイペースで小気味いいラップを刻む同馬にとって、距離短縮は大きなプラス材料。初の古馬相手の一戦になるが、重量差をフルに生かせば大番狂わせは十分にある。

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2014年7月8日のニュース