【宝塚記念】ゴールドシップ 史上初“宝塚”連覇達成

[ 2014年6月29日 16:16 ]

<宝塚記念>11R 直線抜け出し快勝のゴールドシップ(11)(左から2頭目)

 中央競馬の上半期を締めくくるドリームレース「第55回宝塚記念」(G1、2200メートル・芝・良)は29日、阪神競馬場11Rで行われ、横山典騎手騎乗の1番人気、ゴールドシップ(牡5=須貝厩舎、父ステイゴールド、母ポイントフラッグ)が、直線強く抜け出して2連覇した。勝ち時計は2分13秒9。

 そろったスタートから、先手を取ったのはヴィルシーナ。フェイムゲーム、カレンミロテックなど先行馬が続いた。ファン投票1位のゴールドシップはスタート不得意といわれ、や遅れ気味に出たが、正面スタンド前から加速して5、6番手につけた。「走ってみなければわからない」と評判の“ムラ駆け”の馬が、走る意欲を見せて上昇していく気配だった。

 向正面までは馬順は変わらず、3、4コーナーでダンゴ状態になった。直線、インで粘るヴィルシーナを並走していたフェイムゲームがかわしにかかった。しかしその外から、ムチにはじかれるようにゴールドシップがグングン加速して一気に先頭に躍り出た。ゴール前ではカレンミロテックも追い続けたが、ゴールドシップは逆に差を広げる強いレースぶりだった。

 3馬身差の2着はカレンミロテック、そこから1馬身4分の1差の3着にはヴィルシーナが入った。

 ゴールドシップは、昨年の宝塚記念を制しており、同レース史上初の連覇。3月の阪神大賞典に続き今年重賞2勝目。通算は18戦11勝。

続きを表示

2014年6月29日のニュース