【エプソムC】ディサイファ初重賞制覇 遅咲きの良血ついに開花!

[ 2014年6月16日 05:30 ]

マイネルラクリマ(左)との競り合いを制し、重賞初勝利を飾ったディサイファ

 期待の良血馬がついに開花の時を迎えた。「第31回エプソムC」が15日、東京競馬場で行われた。2番人気に推されたディサイファが、マイネルラクリマとの追い比べを制し初重賞制覇。小島太師はミッドサマーフェアで制した12年フローラS以来、通算20勝目の重賞制覇となった。

【レース結果】

 飛躍の秋へ向けて、遅咲きの良血ディサイファが、5歳夏にしてついに重賞タイトルを手にした。

 道中はインの中団を追走。開催を重ね、東京の馬場はかなり傷んだ状態だ。だが函館から駆けつけた四位は「馬場が悪いのは分かっていたが最内枠。腹をくくった。3コーナー手前から、内ラチ沿いは馬がバランスを崩すくらい荒れていたので、支えながら走らせた」と振り返る。

 直線入り口ではタムロスカイが壁になり進路を失いかけたが、ディサイファはひるまなかった。「馬が自分から襲いかかって行った。前が空いてから、もうひと伸びしてくれた」と四位が言うように、わずかな隙間を目がけて突進。残り150メートルで先に抜け出していたマイネルラクリマと馬体を併せると、壮絶な追い比べの末、頭差かわしたところがVゴールだった。

 父はディープインパクト。厩舎の期待馬だったが、デビューを迎えたのは3歳の2月。初勝利は6月の3戦目だった。2勝目を挙げたのはさらに11カ月後。そこから3連勝を挟み、昨秋に一気にオープン入りした。「成長が遅い馬だと分かっていたので、先は急いでなかった。それでもここ(エプソムC)は前から決めていたんだ」と小島太師。狙った獲物をきっちり仕留めた。

 初重賞挑戦となった昨秋・福島記念(4着)から前走・都大路S(2着)までは、無理をさせず2カ月ずつレース間隔を空けた。「慌てずにレースを選んで、やっと手が届いた重賞。厩舎スタッフの努力。こういう勝ちは一番うれしい」と四位も頬を緩めた。

 ようやく手にした重賞タイトル。師は「夏を越せば本物になる可能性を秘めている」と手応えを感じている。札幌記念(8月24日)か毎日王冠(10月12日、東京)のどちらかを使って秋G1を目指す。昨年末、「この馬は来年、本物になるぞ」と期待を口にしていた師。その言葉通りの本格化に、期待は膨らむばかりだ。

 ◆ディサイファ 父ディープインパクト 母ミズナ(母の父ドバイミレニアム)牡5歳 美浦・小島太厩舎所属 馬主・シェイク・モハメド氏 生産者・北海道日高町ダーレー・ジャパン・ファーム 戦績22戦6勝 総獲得賞金1億5628万6000円。

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