競走馬育成会社の男逮捕 道警、贈賄申し込み容疑

[ 2014年6月2日 21:41 ]

 北海道警は2日、経済産業省の職員に賄賂を渡そうとしたとして、贈賄申し込みの疑いで、北海道新冠町で競走馬の育成などを手がける「ベルモントファーム」会長川上晋容疑者(69)を逮捕した。

 逮捕容疑は3月中旬、北海道むかわ町で川上容疑者が所有する農地に出されている再生エネルギー特別措置法に基づく太陽光発電所の設置認定が取り消されないようにするため、経産省北海道経済産業局資源エネルギー環境部の職員に対し、現金10万円を渡そうとした疑い。

 道警によると、発電所の設置を予定しているのは東京都の法人で、川上容疑者は土地を売却する予定だった。土地の用途変更をしない限り農地のままでは発電所が建てられず、認定が取り消される可能性があったため、金を渡そうとしたとみている。

 書類に紛れ込ませて現金を渡したが、職員が気付いて警察に届けた。

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2014年6月2日のニュース