【日本ダービー】イスラボニータ、差し返せず2着…蛯名「枠の差」

[ 2014年6月2日 05:30 ]

2着に敗れて引き揚げる蛯名とイスラボニータ

 ダービージョッキーを出迎える歓声と拍手が届く検量室の片隅。蛯名が悔しさを押し殺すように何度も顔をぬぐっている。「(勝ち負けは)枠の差だった。枠が逆なら、着順も逆になっていた」と言葉を振り絞った。

 2冠を懸けたイスラボニータが13番枠から道中外めの3番手を折り合いながら進んでいく。直線坂下で馬なりのまま先頭に立った。だが、内でマークしていたワンアンドオンリーが外へ進路を変えて襲いかかる。こん身のステッキで差し返そうとするが、差は詰まらない。悲願のタイトルを懸けた22度目のダービー挑戦はわずか3/4馬身及ばなかった。「向こうは2番枠だったから黙って馬場の良い内のあの位置に付けられる。こちらは外枠。レースの読みはどちらも合っていたし、やるべき事は全てやった。枠の差としか思えない」と自らに言い聞かせるように繰り返した。

 栗田博師も無念さを隠せない。「行きたがる(イスラボニータの)気持ちをマサヨシ(蛯名)がなだめて頑張ったが、追われる立場だったから…。せめて目標にできる馬がいれば…」と言葉少なに語った。86年にグランパズドリームで半馬身差2着に敗れて以来の師の宿願も、来年以降に持ち越された。

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