【日本ダービー】パドックのツボ

[ 2014年6月1日 05:30 ]

(1)サウンズオブアース いつも首をグッと下げ、上々の気合乗りで周回。馬体もメリハリのある筋肉がついていて迫力があり、見栄えのするタイプだ。初めての関東圏への輸送となるだけに、大幅な馬体減や極端なイレ込みには要注意。

(2)ワンアンドオンリー デビュー当時は後肢に力強さがなく、頼りない歩様だったが、今年に入ってからの2戦は大きな完歩で伸び伸びと周回。グングン成長している印象があり、極端でなければ体重増は大歓迎。集中力もあれば万全。

(3)マイネルフロスト 2走前の毎日杯と同じ馬体重(486キロ)で、すっきりと見せていた前走・青葉賞だが、気合面は少し物足りなかった。好走時のようにジワリと適度な気合乗りがベスト。体は多少減っても張りがあれば大丈夫。

(4)アドマイヤデウス 6キロ減だった前走・皐月賞時の464キロがデビュー以来最軽量。引き締まって上々の仕上がりに映っただけに、その馬体重をキープしたい。いつもテンションは高めだが、あまり激しくイレ込むようだと厳しい。

(5)トゥザワールド 腹回りにはかなりボリュームがあるが、大柄で骨格のバランスも取れているため重苦しい感じはしない。張りがあれば好調キープ。キャリアを積むごとに落ち着きが出てきており、今回もイレ込む可能性は低い。

(6)ショウナンラグーン 父シンボリクリスエスに良く似た、胴長で均整の取れた好馬体の持ち主。前走時は2走前に16キロ減っていた馬体が6キロ回復し、丸みを帯びた抜群のルックスだった。今回も体重は維持したいところ。硬さは減点。

(8)スズカデヴィアス イレ込みまではいかないものの、神経質そうなアクションを見せることが多いタイプ。この点が改善されてくれば成績アップが期待できる。体は前走時に少し緩く見えただけに、少し締まった方が動ける公算大。

(9)アズマシャトル やや頭の位置が高く、肩の出が窮屈に映る歩き方。前走時には特にその傾向が顕著で、馬体重(486キロ)の割にこぢんまりと映った。体全体を大きく使えるようになり、歩様が伸びやかになれば一変するかも。

(10)ベルキャニオン いつも小さな完歩でチョコチョコと周回するため、硬さを感じるが、実戦には影響ない。強行軍の臨戦過程でも、木曜計量では前走から18キロ増の492キロ。ふっくらと丸みを帯び、張りも良くなれば期待できる。

(11)ハギノハイブリッド 前後肢とも筋肉がたっぷりつき、重厚でパワフルな体形。大きな完歩でグイグイと周回し、非常に良く見せるタイプといえる。ただし、今回は中1週→中2週の強行軍。馬体減や硬さが出るようだと減点が必要。

(12)エキマエ 大柄で筋肉の量も多く、いかにもパワー型という体形。硬めの歩様からも、やはりダートが合うタイプという印象が強い。芝のスピード勝負に対応するには、素軽さと柔軟性が欲しいところ。気合は適度に乗る。

(13)イスラボニータ すっきりとバランスの取れた体形で、歩様も実に伸びやか。かなり良く見せるタイプだ。これまでにパドックの段階からイレ込んだことはないが、レースでは時に激しい面を見せるだけに落ち着きはぜひ欲しい。

(14)タガノグランパ 徐々に馬体を減らしてきており、前走は新馬戦から24キロ減の468キロ。細くは見えなかったものの、これ以上は減らない方がいい。気合はジワッと乗るが、折り合い面が課題とあって落ち着いている方がベター。

(15)サトノルパン 細身でスラリとしたシルエット。歩様も非常にしなやかで、スピード型の短距離馬というルックスではない。気合は適度の乗るタイプだが、前走は折り合いを欠いて伸びなかっただけに集中力は欲しいところだ。

(16)レッドリヴェール 小柄で線も細く、少し肩の出は硬め。見栄えのするタイプとは言い難いが、実戦では抜群の勝負根性でハイレベルな走りを見せてくれる。ただ、関東圏への輸送競馬は初。大幅に体を減らすようだと割り引きだ。

(17)トーセンスターダム バランスの取れた好馬体も、前走時は少し非力な印象を受ける歩様だった。レース間隔が空いていた影響があったかもしれない。2走前のように大きな完歩で力強く周回していれば一変可能。気合は適度に乗る。

(18)ワールドインパクト 筋肉質で幅があり、父ディープインパクトとはイメージが異なるパワフルな体つき。少し絞れた方が切れ味は増す可能性が高い。気合は表に出すタイプ。激しくイレ込んでいなければ、うるさくても力は出せる。

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2014年6月1日のニュース