【オークス】抽選突破!強運エリーザベスト、あるぞ一発

[ 2014年5月23日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=22日】午後2時すぎ、トレセン事務所の投票受付所前は関係者でごった返した。収得賞金900万円で抽選対象だった5頭のうち、どの馬が出走権を得るのか。坂田は隅の方で抽選結果を待っていた。数分たつと「非当選」だった馬がまず掲示板に張り出され、そこに馬名がなかった馬が当選。駆け寄ってきた報道陣から「エリーザベスト」の声が出るとどよめきが起こった。

 さらにその数分後には出走馬の枠順が決定。エリーザベストは8枠18番だ。出走受け付けがひと段落するのを1時間以上待って、調教役の唐津助手が事務所から出てきたところに声を掛けると「(抽選が通ったのを)良かったですね」とホッとした表情を見せた。

 昨年10月に芝でデビューしたが、3戦目からダートに転向して2着。初勝利もダートだった。それでも唐津助手が「芝はずっと合うと思っていたんです」と言う通り、2走前の忘れな草賞で再び芝に起用されると4着。「休み明けであまり仕上がっていなかった」状態で好走し、自己条件に戻った前走できっちり2勝目を飾った。「以前は調教でモタれていたんですが、それがマシになった。調子がいいのもあるんでしょう」と充実ぶりを強調した。

 2400メートルに距離が延びるのはどうか。唐津助手は「折り合いさえつけば。外枠でも問題ないし、ジッとしててもある程度は前の方に行くでしょう」とイメージ。前々で粘りを発揮できればあわやのシーンを期待できそうだ。

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2014年5月23日のニュース