サミットストーン、帝王賞で打倒中央馬期待

[ 2014年5月23日 05:30 ]

大井記念圧勝からG1帝王賞へ向かうサミットストーン

 【地方競馬です!!】G1帝王賞(6月25日)まで1カ月余り。10年のフリオーソV、ボンネビルレコード3着後は3年連続で中央馬の1~3着独占だが、今年は久々に好勝負を意識させる地方馬がいる。帝王賞と同じ2000メートルの大井記念(14日)を圧勝したサミットストーン(牡6=船橋・矢野)だ。

 4月準重賞(9馬身差)に続く2分4秒台の勝ち時計は立派。しかも前走は馬体に余裕があった。矢野師が「南関を背負っていきたい」と語気を強めたのも納得だ。かつて中央未勝利のルースリンド(08、09年東京記念など重賞4勝、07年東京大賞典4着)を育てた師。12、13年は連続で勝ち鞍南関2位、船橋1位。だが重賞制覇は11年報知グランプリC(キングバンブー)以来だった。「うれしかったよ。そうか3年ぶりか…。大井記念はルースで2着(参戦4度で2回)が多かったしな」と頬が緩んだ。

 金沢で重賞4勝のサミット。転入当初は南関のスピードに対応できず、前に行けなかった際にもろさも露呈した。ゲート難も課題だった。だが、1月からの5戦で徐々に克服。パワーアップも果たした。「順調だね。まだ完調に仕上がったことがないんだ。中央馬を“おどかす”くらいはできるんじゃないか!?」と師。いや“それ以上”を期待したい。
(池田 裕文)

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2014年5月23日のニュース