【NHKマイルC】アチーヴ・国枝師 府中で生きる自慢の末脚

[ 2014年5月9日 05:30 ]

東京コースで末脚を生かしたいショウナンアチーヴ

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、NHKマイルCにショウナンアチーヴを送り込む国枝師を直撃した。

 ――ショウナンアチーヴの最終追い切りはWコースで5F70秒5~1F12秒9。

 国枝師 休み明けを2度使われているし、日曜日(4日)にもウッドに入れているのでこの程度でも十分に仕上がっています。

 ――前走(NZT1着)を振り返ってください。馬体重が10キロ減の470キロ。

 思った以上に減ったけど、しっかり追い切りを消化していたせいでしょう。今回も中間動かしているので同じか少し増えているくらいかと思います。

 ――スタートで出遅れて序盤は最後方。

 同じ後方からの競馬でもスタートは出てくれるに越したことはありません。

 ――前半5F57秒台で先行勢が止まり、最後はしっかり差し切った。

 展開が味方してくれたのは事実だけど、いつも通り最後は伸びて、上手にさばいて勝ってくれました。

 ――本当に末脚はしっかりしている。

 そういう意味でも東京コースに戻るのはさらに良さそう。実際に勝っていますしね。

 ――後藤騎手のケガで戸崎騎手(13年10月くるみ賞3着以来)に戻る。

 3度乗って勝ってくれてもいます。一流騎手なので何も注文を出す気もありません。

 ――マイルを前走で克服しているが、実際のところ距離適性はどう見ていますか?

 ごまかしの利く小回りコースならもう少し長くても我慢できそうですが、東京となると1600メートルがギリギリかもしれません。

 ――重賞連勝中のミッキーアイルなど相手は強化される。

 ミッキーアイルのパフォーマンスを見ていると強いのは確かですね。ただ、向こうは前へ行く馬。うちの馬向きの展開になれば逆転も可能だと信じています。

 ――メンバーやコース形態を見ても後ろからいく馬の方が有利?

 東京マイルというコースは、五分の力関係なら後ろから行く方に分があると思います。ただ、G1ですのでスタートは普通に出て、この前よりは前で競馬をしてほしいですけどね。

 ――競馬場でもおとなしい感じですが、気合は乗ってきていますか?

 今まで携わった馬の中でも1、2を争うくらいおとなしくて手のかからない馬。それでも競馬に行けばいくらかピリッとはしてくれるから大丈夫でしょう。期待してください。

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