【青葉賞】ラグーンV!大久保洋師、涙のダービー切符

[ 2014年5月4日 05:30 ]

<青葉賞>レースを制したショウナンラグーン(手前)。2着のワールドインパクト(右)

 1、2着馬にダービー優先出走権が与えられる「青葉賞」が3日、東京競馬場で行われ、吉田豊騎乗、10番人気ショウナンラグーンが外から差し切って重賞初制覇を決めた。名牝メジロドーベルの孫。来年2月に70歳定年を迎える大久保洋吉師が最後のダービーに夢切符をつかんだ。頭差2着は1番人気ワールドインパクトだった。

 重鎮の目にも涙。検量室前でショウナンラグーンを出迎えた大久保洋師の目は真っ赤だった。自ら管理したG1・5勝馬メジロドーベルの孫でつかんだ10年ぶりの夢切符。しかも最後のダービー。「この血統がどうしても欲しくて。オーナー(国本哲秀氏)に頼んでセレクトセールで買ってもらった。2戦で引退したおっかさん(母メジロシャレード=1勝)の無念もあってリベンジの思いも強かった。一番うれしい勝利だ」。再びハンカチで目頭を押さえると、じっくり喜びをかみしめた。

 道中は後方14番手で折り合った。直線に向いて外に持ち出すと、先に先頭に立ったワールドインパクトとの差を1完歩ずつ詰めた。上がり3Fはメンバー中最速タイ。33秒8の末脚で追い詰め、頭差かわしたところがゴールだった。

 愛弟子でメジロドーベルの主戦も務めた吉田豊は「先生を何とかダービーに連れて行きたかった」と安どの表情。「先生の最後のダービー。悔いの残らないよう頑張りたい」と続けた。

 師にとっては04年ハイアーゲーム(3着)以来、10年ぶり3度目の夢舞台。「直線は長い方がいい。ドーベルもオークスを勝ったからな」。真っ赤な目は、もう6月1日に向けて戦闘モードに切り替わっていた。

 ◆ショウナンラグーン 父シンボリクリスエス 母メジロシャレード(母の父マンハッタンカフェ)牡3歳 美浦・大久保洋厩舎所属 馬主・国本哲秀氏 生産者・北海道洞爺湖町レイクヴィラファーム 戦績7戦2勝 総獲得賞金6626万9000円。

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