【桜花賞】レッドリヴェール、不安一蹴12秒3 須貝師「理想以上」

[ 2014年4月10日 05:30 ]

坂路で力強いフットワークを披露したレッドリヴェール

 「休み明けがどうか」「馬体減りが心配」。不安視する声をレッドリヴェールが一蹴した。

 坂路でローブティサージュ(4歳オープン)を追走。残り1Fでゴーサインが出ると瞬時に加速した。420キロを切る軽量馬とは思えぬ力強いフットワークで1馬身先着。4F52秒9~1F12秒3。乗った荻野(レースは戸崎)は興奮気味に語った。「乗りやすくて素直。とにかくギアチェンジが上手。スッと仕掛けたら一瞬で動く。全身バネって感じ。非力な感じは全くなかった」

 横で聞いていた須貝師も満面笑みだ。「理想的。いや、理想以上。きっちり仕上がった。筋肉の張りもいいし体重がない馬と思わせない」。2歳女王のぶっつけ桜花賞は極めて異例。そこには指揮官の綿密な計算がある。大事にしたのは「常識にとらわれず、馬に一番合ったローテーションを組むこと」だった。

 「リヴェールは一つ一つのレースで全力以上の力を出し切るから回復に時間がかかる。だから、前哨戦を使うと本番に疲れが残ると判断した。休み明けをどうこう言われるが、新馬からずっと間隔を空けて使ってきた馬。問題ない」。その表情には、自らが下した決断への自信がにじんでいた。

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2014年4月10日のニュース