ライデンリーダー死す…肺炎発症、22歳 安藤氏「忘れられん名馬」

[ 2014年4月3日 05:30 ]

安藤勝と95年の4歳牝馬特別を制したライデンリーダー

 公営・笠松に所属し、95年4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)を制したライデンリーダーが2日朝、北海道安平町の吉田牧場で肺炎のため死んだ。22歳。関係者によれば、3月30日に肺炎を発症。治療に努めていたが2日午前6時15分、馬房で突然倒れ、最後は眠るように息を引き取った。

 中央・地方交流元年と言われた95年。笠松で無傷10連勝の戦績を引っ提げ、中央G2・4歳牝馬特別に挑戦。直線では強烈な末脚を披露しファンを驚嘆させた。クラシックは桜花賞4着が最高と結果を出せなかったが、主戦・安藤勝己騎手(引退)に中央移籍を強く意識させた。

 24戦13勝(うち地方12勝)で97年引退、繁殖入り。9頭の産駒を出産したが母を超える活躍馬は出せなかった。09年に最後の産駒を出産してからは功労馬として余生を過ごした。牧場には最近も、ライデンリーダーに合いたいというファンが後を絶たなかったという。24戦全てコンビを組んだ安藤氏は「俺のルーツというか、気持ちの面でも、中央移籍する道筋をつくってくれた。忘れられん名馬」とツイッターで追悼の言葉を述べた。

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2014年4月3日のニュース