【高松宮記念】レディオブオペラ 胃薬で食欲回復、馬体ふっくら

[ 2014年3月26日 05:30 ]

 レディオブオペラが“胃薬効果”で反攻モードだ。4連勝で臨んだ前走・シルクロードSは2着に敗れたが明確な敗因があった。

 追い切り後にカイバを食べなくなり、それまで馬体の変動がなかった馬が14キロ減の478キロで出走。渡辺助手は「ストレスが蓄積していたのかな。周囲に敏感でいつもパドックで持っていかれそうになるが、前走時はその力からして弱かった」と振り返った。それでも結果は2着。白井師は「やはり能力があると再認識した」とうなずいた。

 陣営が馬体回復の切り札として用いたのが胃薬だ。ガストロガードという胃潰瘍の予防・治療薬を投与すると効果てきめん。食欲が戻り、23日の調教後で496キロと馬体もふっくらした。師は「勝ち続けていてもストレスはたまるもの。胃薬はメイショウボーラー(05年フェブラリーS優勝)にも用いたことがある。馬も食べないと力が出ないし、490キロ前後で出られれば力を出せる」と目安の数字を挙げながら手応えを示した。

続きを表示

2014年3月26日のニュース