【名古屋ダービー】GP3勝“帝王”山田 現役生活にピリオド

[ 2014年3月18日 05:30 ]

最後まで全力投球を誓った山田裕仁

 KEIRINグランプリV3、G1V6を飾った山田裕仁(45=岐阜)が、18日開幕の第67回日本選手権競輪を最後に、競走生活を終えることになった。今後は選手会には残り、裏方として支部長などの仕事をこなしていく予定だという。

 検車場に姿を現した山田は「開催が終わってから話します。レースで一緒になる選手が走りづらくなるのは嫌ですから。最終日まで残れるように精いっぱい、頑張るだけです」とサバサバした表情で話した。既に関係者には意向を伝え、今回がラストランとなることも決まっている。ともに中部地区を代表して戦ってきた小嶋敬二も「何となく雰囲気はありました」と寂しさは隠せない。

 “帝王”と呼ばれた男は初日の6Rに登場。「いい練習ができたので最後にグリーン(6番車)の奇跡を起こしますよ」と笑顔で最後まで全力投球を誓った。

 ◆山田 裕仁(やまだ・ゆうじ)1968年(昭43)6月18日生まれ。岐阜県大垣市出身の45歳。61期で同期は神山雄一郎。通算2107戦612勝(17日現在)。獲得賞金は19億円を超える。趣味は競馬でJRAに馬主登録をしている。娘はSKE48の山田澪花(れいか)。

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2014年3月18日のニュース