【スプリングS】夢は米国G1!驚異の超特急アジアエクスプレス

[ 2014年3月18日 05:30 ]

昨年の2歳チャンピオン・アジアエクスプレスがスプリングSで始動する

 今週は変則3日間開催。中山は21日(金・祝)、23日(日)。23日に行われるメーンは皐月賞トライアル(3着まで優先出走権)、スプリングS。満を持して始動するのが昨年の2歳王者アジアエクスプレスだ。ダートで2連勝後に朝日杯FSを制した、芝&ダート“二刀流”の外国産馬。その大いなる可能性を手塚貴久師(49)に直撃した。

【スプリングS】

 --ダートの新馬、500万を5、7馬身差のぶっち切り。芝のG1でも1馬身1/4差快勝。どちらに、より適性があるのか?

 手塚師 ダートの方が適性が高いと思う。スピードがあるから芝もこなすが出色なのはパワーだから。尻なんか大きいからね。

 --芝、ダートともに乗ったムーアも「ダートの方がよりパワーを生かせる」と言っていた。

 私もそう思う。昨年暮れには川崎の全日本2歳優駿に登録したぐらいだから。結局、除外になって芝のG1に切り替えたが。

 --私はその朝日杯FSで本命。芝でも大丈夫だと思った。

 走らせると軽い身のこなしをする。だから朝日杯に挑んでみようと。血統的にもコジーン(母の祖父)が入っているし父(ヘニーヒューズ)も芝は駄目ではない。芝もダートも走る馬はいる。ただ、これほど奥の深い馬は私の厩舎では初めてだ。

 --今回の鞍上は戸崎。調教にも既にまたがった。

 フリオーソの下(弟)みたいだと言っていた(笑い)。彼にとってフリオーソは一番の馬なのだろう。

 --2歳時から一冬を越して堂々としてきたように映る。

 もともと落ち着きがある馬だが3歳になって自信をつけてきたようだ。精神面で完成されてきたのだろう。ただ、馬体は成長途上。米国のトレーニングセール出身なのに、まだ全体的に緩い。体がしっかりすると、(適性が)よりダートになるかもしれない。

 --2歳王者がスプリングSで始動するのは一昨年のアルフレードと同じ。

 芝のレースはダート戦以上にダメージが残る。アルフレードは朝日杯の疲れを引きずったままスプリングS(12着)に向かってしまった。その反省を生かして、この馬は放牧で疲労回復に専念した。おかげで、いい雰囲気になっている。

 --米国産馬だから将来は米国のダートG1で走らせたい?

 馬場幸夫オーナーと相談した上での話だが、夢としては持っている。まずはここをステップに皐月賞かNHKマイルCへ。G1ホースにふさわしい競馬をしたい。

 ◆手塚 貴久(てづか・たかひさ)1964年(昭39)9月20日、栃木県生まれの49歳。父・佳彦氏は元足利競馬場の調教師。慶大卒業後、89年JRA競馬学校入学。98年調教師免許取得、99年開業。重賞13勝。G1は13年桜花賞(アユサン)、11、13年朝日杯FS(アルフレード、アジアエクスプレス)の3勝。

 ▼フリオーソ 船橋所属のブライアンズタイム産駒で06~12年に39戦11勝。08、10年帝王賞などG1・6勝を挙げ、うち4勝は戸崎とのコンビ。11年フェブラリーSはM・デムーロ騎乗でトランセンドの2着。3歳時は芝にも挑戦したが共同通信杯7着、スプリングS11着。

続きを表示

この記事のフォト

「2019香港国際競走」特集記事

「2019 阪神JF」特集記事

2014年3月18日のニュース