【弥生賞】不気味な気配サトノロブロイ 先行力生かし人気馬封じだ

[ 2014年3月5日 05:30 ]

サトノロブロイは持ち時計と器用さで皐月賞権利を狙う

 中山では皐月賞TR・弥生賞。素質馬がそろった福寿草特別を快勝したサトノロブロイが面白い。

【弥生賞】

 勝ち時計2分0秒1は、同舞台の若駒S・トゥザワールドより0秒1遅いだけ。競馬は時計が全てではないが、人気を集める良血馬と互角に渡り合う可能性を秘めている。南井師も「メンバーは強いが、自分の競馬で何とか権利を獲りたい」と意気込む。

 好位から器用に立ち回れるセンスが光る。指揮官は「前走を見ても前々で先行力を生かす競馬が合っている」とセールスポイントを挙げた。3走前の京都2歳S(3着)は無傷の3連勝で、きさらぎ賞を制したトーセンスターダムと0秒2差。再度、強調するがクラシック候補生とも大きな差はないのだ。

 中山は2走前の朝日杯FS8着以来の舞台。師は「マイルのG1は忙しかったし瞬発力勝負が合わなかった。距離は長い方がいい」と2000メートルの舞台に期待を寄せた。前走後はここ目標に調整。「放牧を挟んだが大型馬(前走514キロ)の割に間隔が空いても走れるタイプ。体も締まっている」。昨年は同じ500万Vのカミノタサハラがコディーノ、エピファネイアなど実力馬を一蹴した。今年はサトノロブロイに不気味な気配が漂う。

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2014年3月5日のニュース