馬券種類ごとに払戻率を変更 馬連やワイドなどアップ!

[ 2014年3月4日 05:30 ]

 JRAの定例会見では、勝ち馬投票券の券種ごとに払戻率を変更することも発表された。現行では平均して約75%となっている払戻率を、単勝・複勝は80%、枠連・馬連・ワイドは77・5%、馬単・3連複は75%、3連単は72・5%、WIN5は70%と異なる率に設定する。こちらもWIN5の払戻金限度額の引き上げと同様、6月7日から実施される。

 12年6月の競馬法改正で払戻率の設定を主催者の判断で行うことが可能となったため、JRAは1年以上かけて方針を検討。海外では「当たりやすい」券種ほど払戻率を高くするのが一般的であることなどを考慮し、3連単など「当たりにくい」券種の払戻率を下げ、馬連やワイドなどの払戻率を上げることを決めた。

 現在、売り上げの中で最も大きなシェアを占める3連単の配当が下がることになるが、総合企画担当の星野年彦理事は「当たりやすい投票法の魅力を向上させ、払い戻しを受ける機会を増やすことでお客さまの定着を目指したい。トータルの払戻率が現行の水準を上回るように設定するので収益は減るが、長い目で見れば安定した売り上げにつながると判断した」と変更の趣旨を説明。さらに「取りあえずこの形でスタートするが、基礎データを積み上げ、結果次第ですぐに見直すこともある」とした。

 なお、地方では大井など8主催者が4月1日以降に払戻率を変更することを2月28日に発表している。

 ▼改正競馬法とは 払戻率の弾力化などを目的に、12年の通常国会で競馬法の一部が改正された。従来は払戻率に関して主催者であるJRAに裁量の余地はなかったが、改正によって「70%以上、農林水産大臣が定める率以下」でJRAが決めることが可能になった。農水大臣が定めた率は80%のため、実際の変動は70~80%の範囲内。払戻率に関する事項の施行日は今年4月1日、JRAにおいては6月7日が適用日。

 ▼据え置き JRAは4月1日の消費税率引き上げ以降も以下の料金を据え置く。競馬場一般入場料・指定席料・駐車場利用料。ウインズ、エクセルフロア利用料。

 ▼馬連上乗せ 馬連を対象に、通常の払戻金に売り上げの5%相当額を上乗せして払い戻すレースを「JRA60周年記念競走(天皇賞・秋など全10レース)」、「ダービーウイーク(5月31日、6月1日)の東京・京都全レース(48競走)」で実施。

 ▼オープン 東日本大震災の影響で営業を休止していたウインズ新宿が4月26日にリニューアルオープン。これに伴い、同日の東京10Rを鎌倉Sから「ウインズ新宿リニューアルオープン記念」に変更。

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