【中山記念】ナカヤマナイト1週間で激変!名手も舌巻く5馬身先着

[ 2014年2月28日 05:30 ]

ナカヤマナイトは柴田善を背に大変身の豪快追いを見せた

 中山の鬼が“地元魂”で4頭のG1馬を封じ込む。「中山記念」の木曜追いが27日、美浦トレセンで行われ、ナカヤマナイトが一変した走りを披露。柴田善臣騎手(47)も最高の感触をつかみ、連覇へグッと前進した。

【中山記念】

 サラブレッドは時として1週間でひょう変する。ナカヤマナイトの追い切りを終えた柴田善が馬上で思わず笑みを浮かべた。「いやー、びっくりした。先週とは全然違う。モタモタしていた馬が追った途端にビュンと伸びるんだもの」。馬場の出口で手綱を石井厩務員に渡し、後ろ姿をまじまじと見つめると「1週間でこんなに変わるなんて…生き物って不思議だよな」とつぶやいた。

 ベテランジョッキーが舌を巻く一変ぶり。格下の併走馬にあおられた1週前追い(23日)とは別馬のよう。覇気にあふれる末脚を繰り出した。Wコースでヴァルディヴィア(6歳500万)を10馬身追走。直線で内に進路を取ると、造作もなく抜き去った。反応を確かめるように柴田善がステッキを入れる。四肢に力がみなぎり、たちまち5馬身突き放した。

 調教時計もその変化を雄弁に語っている。同じ良馬場で先週は5F68秒6~1F13秒3。今回は5F65秒3~1F12秒4(共にいっぱい)。二ノ宮師も「先週は重い感じだったのに、きょうは動いたな」と驚きを隠せない。オープン馬は自分で馬体をつくるという。先週、主戦が初めて騎乗したことで、ナイト自身がレースが近いことを察して自ら体を調整したのだろう。

 「なぜだか、中山は走るし、この気配なら期待を持ってレースに向かうことができる。やっぱり“ナカヤマ”だからかな」。ジョークまで口にした柴田善。「週末の天候が崩れる?道悪ならさらに良し。切れ味よりもしぶとさが持ち味だから」。中山は8戦4勝。連対を外したのは距離が壁になった有馬記念(7、13着)だけ。天候も味方につければカンパニー(08、09年)以来6頭目の中山記念連覇も夢じゃない。「それにしても、こんなに変わるとは…」。ベテランは再び不思議そうにつぶやいた。

 ≪昨年の中山記念VTR≫ナカヤマナイトは大外15番枠から道中5~6番手を追走。3角では大逃げを打つシルポート(3着)に15馬身も離されていたが、直線坂上で計ったように大外から差し切った。柴田善は「(馬群の)壁をつくらなくても我慢してくれた。余力があったから何とか届いてくれると思っていた。中山は走るなあ」と感嘆した。

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