【フェブラリーS】福永の妙技でブライトが4強崩し!?

[ 2014年2月20日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=19日】栗東では「今年のフェブラリーSは4強やな」という声が聞かれる。ニホンピロアワーズ、ベルシャザール、ホッコータルマエ、ワンダーアキュートの4頭だが、細原が4強の分厚い壁を突破するなら、とにらむのがブライトラインだ。ダート転向後7戦3勝。5着以下に落ちたことがない安定感も素晴らしい。

 そろそろ完成期かと思える5歳馬。過去10年、5歳馬は【51218】で複勝率31%。他世代を圧倒している。これは買えると確信した細原は追い切りの動きを注視した。

 角馬場で体をほぐした後、単走でCコースへ。闘争本能むき出しの馬を福永がなだめるが、やはり序盤からスピードが上がる。じきに折り合い、直線では強めに追われ13秒6。やや上がりを要したが、6F78秒2と全体時計は速かった。決して見栄えのいい追い切りではなかったが、福永の手応えは悪くない。「いつも通り感触はいい。前走は(騎乗停止中のため乗れず)VTRで見たが、やはりゲートは難しい。ただ、スタートを決めて流れに乗れれば楽しみはある。ベストは1400~1600メートル。いつかは大きなタイトルをと思っている」

 鮫島師も実戦に向けて期待を語った。「行きたがって、最後はバタバタになったが全体時計は悪くない。能力はある。競馬で折り合いさえついてくれれば」

 元騎手の細原。最後、福永にそっとスタートのコツを聞いた。「(顔を)真っすぐ向けるとゲートに突進しようとする。ギリギリまで横に向け、ゲートが開く瞬間に手綱を…。いやいや、これ以上は教えられへん」。スタートの瞬間、福永の絶妙な技を楽しみにしよう。

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2014年2月20日のニュース