【川口・スポニチ杯】地元・篠崎、上積み調整に汗

[ 2014年2月16日 05:30 ]

完全に雪で覆われた15日午前10時ごろの川口走路

 前検日(14日)の朝から降り続いた雪が積もった上に、当初の予報よりも雪から雨に変わる時間が遅くなり、15日早朝に中止が決定した川口オート。午前10時頃の走路は一面の雪景色で、16日の2日目以降の開催へ向けて懸命の除雪作業が行われていた。

 ロッカーでは朝から選手が思い思いの作業に汗を流していた。とはいえ、走路内での練習はもちろん不可能。地元の大ベテランで前節はSG全日本選抜(浜松)にも出場するなど存在感を示していた篠崎は、前検日で「全体的にダメなのでシリンダー、ピストンを換えた」と上積み作業を施した。それだけに15日は「きのう(14日)で作業が終わっているのでやることがないよ」と苦笑い。「天候のことだから中止は仕方ない。でも、最近は雨で納得できない成績が多かったから(雨走路が予想された15日に)乗ってみたかった」と残念そうな表情ものぞかせていた。

 こちらもSG全日本選抜(浜松)からの参戦となる地元の吉田幸。「天気には逆らえない」と気持ちを切り替えつつ「浜松は合っていなかった。前回の地元の延長で調整して乗ってから考えていく」と、まずは走路にマッチした車に仕上げていく構えだ。また、今シリーズで地元勢最高ランクの鈴木清は前検日に「部品交換も視野に入れる」と話したが、15日は「シリンダー、ピストン、リングを換えた」と大整備を敢行。「前節の浜松(SG全日本選抜)が良くなかったから、何かやっていかないとね」とリズム修正を図っていた。

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2014年2月16日のニュース