【川口・スポニチ杯】益、粘りの走りでサトマヤに続く!

[ 2014年2月15日 05:30 ]

初優勝わ目指す初日9Rの益春菜

 川口オート「スポニチ杯」は15日、開幕する。地元から昨年デビューの女子レーサー、益春菜(27)が参戦。粘りの走りで予選を勝ち上がり、まずは優出を目指す。

 降雪の前検日。益はロッカーで慌ただしく作業を行った。今節はSGホルダーの金子、久門をはじめSG全日本選抜(浜松)からの転戦組もエントリーするが「何とか勝ち上がって優勝戦に乗りたい」と持っているものを全てぶつける構えだ。

 昨年モトクロスの“絶対女王”からオートレース選手に転身。デビュー戦でいきなり勝ち名乗りを上げた。今年の目標は「優勝」の2文字。「(佐藤)摩弥さんに続いて女子選手2人目の優勝が自分というのは、ありますね」と意気込んだ。

 昨年12月の川口で、デビュー5カ月で初優出。佐藤摩弥よりも7カ月早かった。優勝戦は最終周回の1コーナーまで先頭を守ったが、惜しくも2着。大粒の涙をこぼしたが「悔しさをバネにしたい」と気丈に語った。佐藤摩が今月6日の川口優勝戦で2回目の優勝を飾ったことも「刺激になった」と言い、「1級車に乗るまでにもっとスピードを身につけたい」と上を目指す。

 きょう初日は9R1番車。降雪で中止の可能性もあるが、いずれにしても濡れ走路の可能性が大。「雨は2級車の方が有利というのもあるしチャンスはある。1、2コーナーで失敗することが多いので、スタートで食われないようにしたい」。前節川口最終日からエンジン状態は好調をキープし、こん身の逃げ切りに期待だ。益が1日遅れのバレンタインプレゼントを提供する。

 ▼松尾俊夫(3R)前節川口最終日はタイヤが悪かったのか接地感がなかった。タイヤを探す。

 ▼橋本陽介(4R)飯塚最終日はキャブを扱って軽くなった感じがするので元に戻す。

 ▼篠崎 実(4R)全体的にだめなのでシリンダー、ピストンを換えた。出てくれないと。

 ▼平川博康(9R)エンジンはいいので、調整は前節船橋の延長。雨走路は必死にしのぐ。

 ▼阿部剛士(10R)浜松SGはドドドがひどかったがフレーム交換で収まった。エンジンはいい。

 ▼芝崎茂信(11R)前節伊勢崎の初日はドドド。2、3日目は解消し、エンジン的にも落ち着いている。

 ▼鈴木章夫(11R)エンジン的には悪くない。先にタイヤを作って、朝練してから調整。

 ▼大木 光(11R)浜松SGで試走タイムは出ていたのでエンジン的にはいいのかも。

 ▼吉田祐也(12R)前節川口最終日は行く感じがなかった。落ちてきているのでセットで合わせる。

 ▼青木治親(12R)浜松SG最終日はセットが合っていなかった。ヘッド周りを点検する。

 ▼金子大輔(12R)試走からだめ。原因もまだはっきり分からず、良かった時のクランクに戻す。

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2014年2月15日のニュース