【東京新聞杯】コディーノ 安田へ戦闘態勢“適性はマイル”

[ 2014年2月4日 05:30 ]

路線変更したコディーノが東京新聞杯で始動する

 東のメーン「第64回東京新聞杯」組ではマイルに矛先を向けたコディーノが古馬となっての変わり身をアピールした。

【東京新聞杯】

 コディーノが飛躍を誓う14年初戦を迎える。帰厩後は順調に乗り込みを消化。3カ月半ぶりの実戦だが「今回は休み明けだし、冬場の調整だから多少、体に余裕がある。でも、このクラスの馬は息遣いができていれば大丈夫。いい筋肉を付けているし、たくましくなっている」と藤沢和師は状態に太鼓判を押した。

 3歳春まではその激しすぎる気性がゆえ折り合いに苦心していたが「古馬になって一段と落ち着きが出てきた。飛びはねていた3歳春とは雰囲気がまるで違う。これがサラブレッドの成長なんだね」と精神面での成長を感じ取った。

 昨春クラシックは期待を背負いながらも皐月賞3着、ダービー9着に終わった。秋は菊花賞には進まず古馬中距離路線へ。毎日王冠(7着)から天皇賞・秋に挑戦するも結果は5着。坂で脚色が鈍った内容から、「適性はマイルだと考えざるを得ない」と方向転換を決断した。

 藤沢和厩舎はコディーノを含めて3頭の出走を予定。「サトノギャラントの持ち味が末脚、レッドスパーダの持ち味が先行力なら、コディーノはその両方を兼ね備えている」とトレーナーは最上級の評価を与える。当然、春の最大目標は安田記念(6月8日、東京)。3歳時にかなわなかったG1制覇へ。心身共に充実期を迎えた今、マイルの舞台で開花の時を迎えそうだ。

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2014年2月4日のニュース