【東京大賞典】タルマエ完勝に幸「来年もダート界を盛り上げる」

[ 2013年12月29日 17:20 ]

<第59回東京大賞典>ホッコータルマエでレースを制した幸英明騎手(中央右)はプレゼンターを務めた香里奈(中央左)と握手する

 断然1番人気を背負ったホッコータルマエに騎乗した幸は、落ち着き払ったレースぶりでパートナーに今年4個目のG1を導いた。

 スタート前にローマンレジェンドがゲートで暴れ、いったん枠を出るハプニング。待たされる形になったが、泰然としてスタートを決め、終始好位置をキープでレースを進めた。「前を見てじっくり、理想の競馬が出来た」と幸が振り返る通り、前を行くサトノプリンシパルをかわし、最終コーナーをワンダーアキュート、ニホンピロアワーズと並んで回ると直線を抜け出すだけだった。

 お立ち台で幸は「手応え十分、“これなら”という思いだった」とパートナーの完勝ぶりに笑みを浮かべた。JCダートでは1番人気で3着、残り100メートルで2頭にかわされる悔しい敗戦、それを振り払う快勝となった。「いい形で締めくくれてよかった。来年もダート界を盛り上げていけたら」と、幸は明け5歳となる愛馬とともにダートの王道を行くつもりだ。

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2013年12月29日のニュース