【KEIRINグランプリ】燃える関東ライン!長塚―平原―後閑結束

[ 2013年12月28日 05:30 ]

大一番へズラリ並ぶGP9戦士

 関東3人は結束――。30日に立川競輪場で行われる「KEIRINグランプリ2013」。優勝賞金1億円の一発勝負に出場する9選手が27日、舞台となる同競輪場に集結して身体、車体検査を済ませた。関東3人は後閑が自身のブログで発表した通り、長塚―平原―後閑の並びで結束する。

 暮れの大一番「KEIRINグランプリ2013」に出場するグランプリ戦士9人が決戦の舞台となる立川競輪場に集結、それぞれの思いを明かした。

 注目は関東勢3人の並びだ。21日に後閑がブログで発表したが、この日はあらためて個々の口から作戦が述べられた。18日に行われたグランプリ前夜祭の会見では平原と後閑が「単騎で自力」と表明し、長塚は「これまで関東は一つと言って戦ってきたのに…。難しい」と表情を曇らせていた。

 その後、3人で話し合った結果、長塚―平原―後閑の並びで連係することになった。先頭で戦う長塚は「後半戦は武田さんが不在の中、脚力を鍛え直してしっかり戦えたと思う」。後閑は「話し合ってこの並びで折り合った。最後のグランプリになるかもしれないし、悔いの残らないように走る」。平原も「3年ぶりにこの舞台に戻って来られてうれしい」と勝負気配。今年の最後の大一番でも関東勢の“絆”を見せつけることができるか。

 連覇がかかる村上は今年も単騎での戦い。「前半は期待に応えられたが、後半はふがいなかった」と振り返るだけに、気合を入れ直して今年、ダービーを制した立川で再び魂の走りを見せつける。深谷―金子の師弟は今年、寛仁親王牌、競輪祭とG1で2度のワンツーを決めている最強コンビ。3番手を浅井が固めてさらにラインは強固になった。「気持ちを入れていい走りをしたい」という深谷次第で上位独占も十分の布陣だ。福島勢は「最後にゴール前で成田さんと2人で勝負できるようにしたい」と話す新田の仕掛けが鍵を握る。

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2013年12月28日のニュース